遺伝カウンセリングって何?
ゲノム医療では病気への遺伝的関与が治療やご家族にどう影響するのかを理解できるように遺伝カウンセリングが行われます。その様子をみてみましょう。
登場人物
- 玄務(げのむ)先生
- ゲノム医療に詳しいお医者さん
- 亜美乃さん
- 認定遺伝カウンセラー®
- 賀来さん
- 38歳。乳がんと診断された。
- 賀来さんの母
遺伝カウンセリングの大切さ
親から受け継いだゲノム情報には、不変性、予測性、共有性などの特徴があります。
- 不変性
- 一生変わらない
- 予測性
- 自分が将来病気になる可能性等についてある程度予測できる
- 共有性
- 血縁者どうしで一部は同じである
こうした点を理解して、遺伝子診断を受けたらどのような影響が生じるかを慎重に検討した上で「受ける」かどうかを最終的にはご自身の意思で決める必要があります。
遺伝医療の専門家が、その意思決定の支援をするのが遺伝カウンセリングです。
遺伝カウンセリングのタイミング
遺伝カウンセリングは、
・ゲノムの検査前の説明・相談
・ゲノムの検査後の結果の説明
・ゲノム情報に基づいた継続的な診療
(フォローアップ)
などの際に行われます。